働けなくなったらどうしますか?−死亡保障と医療保障だけではカバーできません
【死亡保障と医療保障だけではカバーできません】
適切な死亡保障と医療保険を掛けておけば、本当に万全でしょうか?病気やケガで長期療養を強いられた場合、医療保障を備えておけば、入院や手術にかかるお金については、保険がサポートしてくれます。
その一方で、「生活費」はどうでしょうか?
もし仮に、全く働けない(就業不能)状態が続いてしまうと、当たり前ですがその期間の収入は減ってしまいます。療養が長期化すればするほど、日々の出費がかさむことになります。
《サラリーマンには、「傷病手当金」制度がある》
ケガや病気で就業不能となり、その療養のために3日以上連続して欠勤し、4日目以降の給料を受けていない場合には、通常、この制度から1日あたり標準報酬日額の3分の2の給付金が出ます。
(つまり、最初の3日間は支給対象にはなりません。また、その3日分を有給休暇にしてもかまいません)
サラリーマンや公務員であれば健康保険や共済組合から傷病手当金が支給されますが、最長で1年と6ヶ月です。受給開始から1年半で終了です。
65歳からであれば、公的年金を受給できますが、その間の生活費までを傷病手当だけでカバーすることは難しいです。
そこでこのような「就業不能状態」になってしまった場合に、毎月、生活費の代わりに保険金(就業不能給付金)を受け取れるように設計されたのが、「就業不能保険」です。
両者と似たもので、「収入保障保険」がありますが、これは、万が一のときに遺族に支払われるものです。亡くなった後に保険金が毎月お給料のように支払われるものです。
働けなくなったらどうしますか?−条件は、いかなる職業においても就業ができない場合です
【条件は、「いかなる職業においても就業ができない」】
医療保険が入院を前提としているのに対して、就業不能保険は、在宅療養もカバーされるので心強い保険といえます。具体的にはどのような場合が該当するのでしょうか?
就業不能・・・とは、たとえば、「いかなる職業においてもまったく就業ができない状態」などを指します。この場合は深刻な病気やケガが給付対象となります。
たとえば、急性心筋梗塞を発症して、手術によって一命は取りとめました。しかし、リハビリのために3ヶ月間の入院が必要でした。そして、その後も9ヶ月間に渡って在宅療養が必要であると告げられました。
あるいは、脳梗塞で救急搬送されて、約1年間入院しました。退院後も意識障害やマヒ、呼吸障害などの後遺症が残ってしまいました。その結果、長期在宅療養が必要となりました。
このような個人の力ではどうすることもできないリスクに対応できるのが保険です。
働き盛りの年齢や一家の大黒柱であれば、就業不能保険も検討する価値はあると思います。
- 医療保険と死亡保険で生活費をカバーできない
- 長期療養の保障として就業不能保険を検討
- 深刻な事態、最悪の事態を想定して保険を選択
関連ページ
- 就業不能保険は自営業の方こそ必要な保険
- 生命保険の選び方と見直しのポイントは?生命保険の仕組やおすすめできる生命保険とダメな生命保険やメリットデメリットは?必要保障額の考え方、加入するタイミングはいつ?定期終身養老の特徴。結婚・住宅購入ローン・学資保険・医療保険がん保険・就業不能保険ごとに解説。会社の退職金準備や節税対策。生命保険会社とファイナンシャルプランナーの選び方。
- 住宅ローンのある人は就業不能保険が必要
- 生命保険の選び方と見直しのポイントは?生命保険の仕組やおすすめできる生命保険とダメな生命保険やメリットデメリットは?必要保障額の考え方、加入するタイミングはいつ?定期終身養老の特徴。結婚・住宅購入ローン・学資保険・医療保険がん保険・就業不能保険ごとに解説。会社の退職金準備や節税対策。生命保険会社とファイナンシャルプランナーの選び方。
- 就業不能状態と高度障害状態の違いは?
- 生命保険の選び方と見直しのポイントは?生命保険の仕組やおすすめできる生命保険とダメな生命保険やメリットデメリットは?必要保障額の考え方、加入するタイミングはいつ?定期終身養老の特徴。結婚・住宅購入ローン・学資保険・医療保険がん保険・就業不能保険ごとに解説。会社の退職金準備や節税対策。生命保険会社とファイナンシャルプランナーの選び方。
- 就業不能保険は180日過ぎないと保険金は出ないのか?
- 生命保険の選び方と見直しのポイントは?生命保険の仕組やおすすめできる生命保険とダメな生命保険やメリットデメリットは?必要保障額の考え方、加入するタイミングはいつ?定期終身養老の特徴。結婚・住宅購入ローン・学資保険・医療保険がん保険・就業不能保険ごとに解説。会社の退職金準備や節税対策。生命保険会社とファイナンシャルプランナーの選び方。
- 就業不能保険の保障額はどのくらい必要か?
- 生命保険の選び方と見直しのポイントは?生命保険の仕組やおすすめできる生命保険とダメな生命保険やメリットデメリットは?必要保障額の考え方、加入するタイミングはいつ?定期終身養老の特徴。結婚・住宅購入ローン・学資保険・医療保険がん保険・就業不能保険ごとに解説。会社の退職金準備や節税対策。生命保険会社とファイナンシャルプランナーの選び方。