終身保険の解約返戻金
終身保険を解約すると、解約返戻金(かいやくへんれいきん)が支払われますが、その金額は一体どのくらいなのでしょうか?
定期保険では期待のできない解約返戻金ですが、終身保険ではそれなりの金額となります。
【解約返戻金はそれなりの金額です】
例)
- 契約年齢・・・・・・・35歳
- 65歳払込満了
- 終身保険金・・・・・1,000万円
- 月々保険料・・・・・21,730円
生命保険の保険料は、預貯金のようにそのまま積み立てられるのではなく、その一部は毎年の死亡保険金などの支払いや、生命保険会社の運営に充てられます。
そこで、解約返戻金の金額は払込保険料合計額よりも少ない金額となり、特に契約後経過年数が短い場合には、全くないか、あっても極めて低額となります。
上の図からもわかるように、終身保険の解約返戻率(解約返戻金を支払保険料で割った金額)は、契約して40年を経過すれば、100%を超えることなります。
払込期間中の解約では、解約返戻金が払込保険料を下回ります。払込満了後に払込保険料の合計額を上回ることになります。
終身保険は、保障プラス貯蓄性
解約返戻金が大きいということは、いざというときの資金になります。つまり、貯蓄性があります。
《活用例》
[保障が一番!でも、老後の資金の足しにもしたい!]
数年前に離婚した鈴木さん(42歳女性)。今では、名古屋でレストランを経営しています。家族は、昨年短大を卒業し、レストランの仕事を手伝ってくれている長女、大学2年生の次女、高校一年生の長男の3人です。子供達が成人するまでは、まだもう少し心配が続きそうです。そして、老後も気になりはじめます。このように、終身保険は、保障を優先に、かつ、老後の足しにも、と考えている人に向いているといえます。