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タバコや肥満度BMIと保険料の関係
喫煙や健康状態によって保険料は割引されておトク
医療保険や収入保障保険などで、タバコを吸わなかったり、肥満を解消したりすることで、保険料が安くなる商品があります。
また、健康的な生活を送れば、病気になって保険のお世話になる可能性も減ります。
保険会社にとってみれば、健康は人へ支払う保険料は少なめに予測できるので、その分、保険料も安くすることができます。
タバコ喫煙の有無
タバコ喫煙の有無
「健康的な生活」の判断基準の代表例が喫煙の有無です。
喫煙は、病気で死亡するリスクを高めるとされています。
循環器病研究振興財団によると、タバコを吸う男性が、肺ガンで死亡する確率は、非喫煙者の4.5倍にもなると発表しています。
喉頭ガン32.5倍、肝臓ガンは3.1倍、くも膜下出血は1.8倍になります。
保険の商品によっては、過去1年間タバコを吸っていない人は、喫煙者に比べて保険料が最大30%安くなる商品もあります。
例えば、50歳の男性が月額3,047円のプランの保険に加入する場合、非喫煙者なら約20%安い2,425円になり、差額は622円になります。
また、過去1年間の喫煙の有無は、検査キットで調べることができます。
加入希望者の唾液を検査キットに垂らすだけで、喫煙したかどうかを契約の場ですぐに判定することもできます。
肥満と保険料をBMIで判定
BMIで判定
喫煙と共に、肥満も病気リスクです。
肥満度が低ければ保険料を割り引く保険もあります。
保険料が1年間タバコを吸っていないのに加えて、身長と体重から肥満度を計算する指標「体格指数(BMI)」が18以上27未満でかつ血圧が最高140未満・最低90未満なら、さらに格安になります。
例えば、40歳男性が月額死亡保険金20万円で、保険料が月8,110円のプランに加入する場合、いずれもクリアすると月5,416円で喫煙者よりも30%以上安くなります。保険料の差額は 8,110−5,416 =2,694円になります。
喫煙の有無は唾液を検査機関で調べる他、BMIと血圧は提出された健康診断書で判断されます。
生命保険料のタバコ吸わないなどの健康体割引
健康体割引
保険料が安くなる要素の一つに「健康体割引」があります。
これは、タバコを吸わない人や一定の健康状態にある人の保険料を割り引くものですが、この多くは定期保険となっています。
健康体割引とは、健康状態などが生命保険会社で定めた一定の基準を満たした場合に、保険料を割り引くものです。
この基準は生命保険会社によってさまざまです。
《健康体の条件》
- 過去2年以内など、生命保険会社の定める期間内にタバコを吸っていないこと(自己申告と唾液によるニコチン含有量テストなど)
- 血圧、BMI(ボディ・マス・インデックス)の値、尿検査の結果が保険会社所定の範囲内であること。BMIとは、身長と体重のバランスを判断する指標のひとつ。BMI=体重÷身長
- 生命保険会社の定める通常の契約引き受け基準において、健康状態及び身体状態が良好であること
当初、割引基準となる健康状態は喫煙の有無のみで判断していましたが、現在では、血圧や体格、尿酸値の値まで加えるようになってきました。
なお、この基準に該当しないと健康体割引は適用されませんが、その人が健康体でないということではありません。
健康体割引が適用されると、保険料は一体どのくらい安くなるのでしょうか?
健康状態に関する基準とは、
1.血圧値が一定範囲内であること
2.BMIの値が一定範囲内であること
3.尿検査の結果が一定の基準を満たしていることなどです。
男性の保険料を見れば、非喫煙者の保険料は、通常保険料の80〜84%程度となっています。