夫の共済を見直したいが子供が幼稚園に通うので保険料を抑えたい
30代夫婦の生命保険のご相談※共済のみ
夫婦ともに共済にしか加入していません。
子供も2人になったので、夫の保障を見直ししたいのですが、長女が幼稚園に通い、月々4万円程かかるようになるので、できるだけ保険料を抑えたいと考えています。
どのように見直ししたらよいでしょうか?家族構成は、夫:31歳会社員、妻:31歳専業主婦、長女:3歳、次女:1歳 の4人家族です。
名義 |
保険の種類 |
保障内容 |
保険料 |
---|---|---|---|
夫 | 共済 |
病気死亡時600万円 |
月3,000円 |
妻 | 共済 |
病気死亡時400万円 |
月2,000円 |
長女・次女 | 学資保険 |
18歳満期 |
年14万6,430円×2人 |
長女・次女 | こども共済 |
病気死亡時200万円 |
月1,000円×2人=2,000円 |
名義 |
保険の種類 |
保障内容 |
保険料 |
---|---|---|---|
夫 | 定期保険 |
死亡時1500万円 |
月3,510円 |
夫 | 医療保険 |
入院日額5,000円 |
月2,375円 |
妻 | 共済 | そのまま継続 | 月2,000円 |
長女・次女 | 学資保険 | そのまま継続 |
年14万6,430円×2人 |
長女・次女 | こども共済 | そのまま継続 | 月1,000円×2人=2,000円 |
収入 |
夫の給与(手取り)・・・・・・・33万円 児童手当・・・・・・・・・・・・・・・1万円 合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・34万円 |
---|---|
支出・貯蓄 |
住宅ローン・・・・・・・・・・・・36,540円
支出・貯蓄合計・・・・・・・・・・・・34万円 |
収入 | 年間手取り額・・・・・・・・112万円 |
---|---|
支出・貯蓄 |
学資保険・・・・・・・・・・・・30万円 |
貯蓄総額 | 474万円 |
---|
30代夫婦の生命保険の見直し
30代夫婦の共済の死亡保障
FP:もうすぐ、娘さんが幼稚園に入園されるとか。おめでとうございます。
今現在は、どのような保険に加入されているのですか?
相談者Yさん(以下「Yさん」):家族みんなで、死亡保障と医療保障などがセットになった共済に加入しています。夫婦の保障が少ないような気がするのですが、、。
FP:ご主人に万が一の場合、国からも遺族年金は出ますが、それだけで親子の生活費、教育費などを全て賄うのは難しいですね。その不足分を補うために民間の生命保険に加入されたほうが良いですね。
Yさん:死亡保障はどのくらいあればよいでしょうか?
FP:必要な死亡保障額は、家族構成や妻の働き方などによって異なります。Yさんのように、持ち家で、妻が専業主婦、小さな子供が2人いる会社員は、おおよそ3,000万円が目安です。
Yさん:今現在の共済は夫の死亡保障が600万円ですから全然足りないですね?
4月から娘の幼稚園の月謝などで月4万円支出が増えてしまいますので、保険料はできるだけ抑えたいのですが、、
FP:確かに、家計簿を拝見しますと、今の月収から幼稚園の月謝と保険料を加えると赤字になってしまいますね。
Yさん:無駄遣いはしていないと思うのですが、あまりお金が残らなくて。。。
FP:掛け捨ての定期保険を利用すれば、保険料を抑えることはできます。
万が一の場合に必要な保障額で、必要な期間だけ加入しましょう。
下のお嬢さんの大学卒業までカバーするには保険期間は20年程度必要です。
ただ、子供の成長とともに必要な保障額は減っていくので、保険金額1500万円ずつ、15年満期と20年満期にすればいかがでしょうか?こうすれば、子供の成長に合わせて無駄のない加入ができます。
Yさん:なるほど。医療保険はどうすればいいですか?
FP:入院時の雑費や差額ベッド代もカバーしたいなら日額1万円あると安心です。
でも、家計が厳しい今は、日額5,000円で最低限の保障を確保。60歳払い済みにしておくと、老後に保険料の負担が残りません。
Yさん:妻の私は、共済だけで大丈夫でしょうか?
FP:共済は、割安な掛金が魅力ではありますが、老後の保障がダウンするのが難点です。
今のうちに終身型の医療保険に見直しておきたいところですが、今はこのまま様子を見ましょう。
見直しは家計に余裕が出てきてからでも遅くないと思います。ご主人様の保険の見直しだけなので、
保険料の増額は月6,000円程度で済みます。ただ、幼稚園の月謝で支出が増えるので、突出している食費を2万円程度減らす努力もしてみて下さい。
Yさん:いろいろ参考になりました。ありがとうございました。頑張ってみます。
掛金の安い共済は専業主婦などが上手に利用!
安いものには安いだけの価値しかない
1年更新の掛け捨て共済は、60歳代で保障が切れてしまうか、保障が小さくなるのが一般的です。
また、高額な保障を得るのも難しいので、子供のいる一家の大黒柱の保障としては心細いでしょう。
でも、掛金の安さは他にはない最大の魅力です。小さな子供がいる専業主婦が、死亡保障と医療保障を期間限定で得るにはオススメかもしれません。
年を重ねてから「貯蓄はあるけれど、何か一つ保険に加入したい」というプラスアルファーの保障として利用される人もいます。
また、老後の医療費は貯蓄で賄うと割り切るのであれば、共済は有利です。割戻金もあるので、若いうちは共済で保険料を抑えて貯蓄を増やし、老後の医療費を賄えるくらいの貯蓄ができたら解約してもいいでしょう。
いずれにしても共済を利用する場合は、貯蓄との2本立てで準備をしておきましょう。