女性のための女性向けの生命保険
女性のための生命保険
生命保険の種類には、女性向けというものはありませんが、女性特有のニーズに応じて生命保険各社から、女性向けの生命保険としてさまざまなものが販売されております。
女性向けの医療保険・・・女性が生命保険に加入する理由のトップは、医療保障です。
そこで、女性向けの生命保険の筆頭として、女性特有の病気についての保障を専門に行う女性向けの医療保険をあげることができます。
女性向けの医療特約には、乳がんによる乳房切除手術、子宮摘出手術または、卵巣摘出手術を受けたときに給付金が支払われるものがあります。
さらに、2006年4月、乳房再建手術の一部に公的医療保険が適用され、同手術を支払対象とするものも登場しました。
保険期間:終身 保険料払込期間:終身 |
30歳女性 月払保険料3,605円 |
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1.病気ケガで入院したとき ⇒ 疾病・災害入院給付金 | 1.一日につき、5000円 |
2.所定の手術を受けたとき ⇒ 手術給付金 | 2.手術の種類により、20万円、10万円、5万円 |
3.女性特有疾病入院⇒女性疾病保障特約入院給付金 | 3.一日につき、5000円を入院給付金に上乗せ |
4.乳房再建手術⇒女性疾病保障特約乳房再建給付金 | 4.一乳房につき100万円 |
5.5年間健康で過ごした健康給付特約・健康給付金 | 5.5年ごとに5万円 |
日本での、乳房再建割合は、切除者の1割程度です。今後日本でも乳房再建が普及していく可能性があります。
貯蓄性にも工夫
最近はかなり変わりつつありますが、結婚退職して専業主婦となる女性も今でも少なくはありません。
当然、結婚期間中は自分自身の収入はゼロです。つまり、自由なお金は無くなります。
老後は、妻も公的年金を受給しますが、その額は夫よりもかなり低額です。しかも、平均寿命を考えると夫(男性)よりも7年ほど長い人生です。
そこで、女性向けの生命保険には、専業主婦が自由に使える資金として保険期間中に生存給付金が定期的に支払われるタイプや、5年程度の満期で死亡保障がついた貯蓄保険、老後の生活保障のため保険料払込後に個人年金に移行できるタイプなど貯蓄性を重視した設計がされている生命保険商品があります。
是非とも、女性向け生命保険について、専門のファイナンシャルプランナーにご相談してみてくださいね。
不妊治療のための保険※体外授精などを保障
不妊治療は、公的医療保険の対象でない部分が多く、患者の経済的負担が大きいですね。
これを補う生命保険会社の不妊治療保険が2016年10月より販売の開始となりました。不妊治療を行う患者にとって、どのような助けになるのでしょうか?
女性の不妊治療保険
お金を使って、仕事を辞めて、子供ができなかったら、私たちに何も残らない、そう考えてしまう夫婦の方もいらっしゃると思います。
長年に渡って不妊治療をされている方の中には、人工受精ではいい結果が出ず、体外授精や、より高度な顕微授精へと切り替えたけれども実らず、転院される方も少なくはありません。
病院にかかった費用は何百万になることもあります。お仕事をされている方は、転勤の話を治療継続のために断り、退職してしまう方や、派遣社員になられる方もいらっしゃいます。
そうすると、収入は減り、預金残高も減る一方で不安が増えるばかりです。
不妊治療にかかった費用の総額
10万円未満 | 8.4% |
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10万円〜50万円未満 | 18.8% |
50万円〜100万円未満 | 17.6% |
100万円〜200万円未満 | 24.8% |
200万円〜300万円未満 | 15.2% |
300万円〜500万円未満 | 10.6% |
500万円以上 | 4.6% |
2012年〜2013年の調査(NPO法人Fine)
不妊治療の経験のある方の割合
国の研究所の調査によれば、結婚5年〜9年の夫婦のうち、不妊治療の経験があるのは19%(2010年度)となっています。
公的保険では初診や検査など一部を除き、対象外で、体外授精をすれば1回30万円ほどの自己負担となります。
不妊治療の経験者で作るNPO法人Fineファインの調査では、総額100万円以上になった人が55%でした。
経済的な理由で治療を継続を躊躇されたり、延期された方は81%に上ります。
それらの実情を踏まえて、金融庁は2016年度4月に保険業法の施行規則を改正し、不妊症と診断された加入者に保険金を支払う生命保険商品の販売を解禁しました。
ガン、急性心筋梗塞、脳卒中の治療費の他、出産、不妊治療にかかる費用などへの保障を組み合わせた商品が発売されています。
16歳〜40歳の女性を対象に、体外授精や顕微授精の費用を、1回5万円〜10万円、最大12回まで支払う、という内容の商品もあります。
保険期間は10年、15年、20年とあり、最高50歳まで加入することができます。
保険料は加入年齢と期間によって異なりますが、月額1万円前後で、満期金もあります。
費用が保障されれば、助かる方も多いでしょうし、生命保険があることで、不妊治療が社会の関心を集めるきっかけにもなるかもしれませんね。
注意すべき点
注意すべき点もあります。
生命保険商品の中には、人工授精などは保障しない、というものもあります。
また、加入から2年を経過した後の治療しか保障にならない、という内容の保険もありますので、治療が必要になってからでなく、将来に備えて加入することを早めに検討する必要もあります。
満期のある保険なので、加入する場合には、自分の年齢から適当な時期に保障されるように考えて加入する必要がありますので、そういった部分も含めて保険の専門の方にお問い合わせしてみてくださいね。