保険証券とは、、、
保険証券をなくしてしまった場合
保険証券を紛失してしまった場合でも、保険金の請求ができなくなるわけではありません。
法律では、保険証券は保険契約者の請求により保険会社から交付されるものと定められています。
しかし、実際の保険約款では、「保険証券が当然に発行、交付される」と定められています。
《保険証券とは》
証拠証券 | 保険証券とは、被保険者にとって保険契約の成立とその内容を証明するもので、証拠証券と呼ばれています。 |
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免責証券 | 保険会社にとっても、保険証券と引換に保険金が支払われるものですから、保険金支払い義務の迅速、確実な履行の面において重要な機能を有するものです。 |
《手形・小切手との違い》
手形や小切手は権利の譲渡および行使に証券が必要な有価証券です。
しかし、それに対して、保険証券は保険契約上の権利の譲渡および行使に必ず必要なものではありません。
保険証券をなくした場合の対処方法
質問:保険事故発生前に紛失した場合
私は、妻を受取人にして生命保険に加入しておりますが、保険会社から送られてきた保険証券が見当たりません。
どうやら引越しをしたときに、紛失したようです。保険会社は、保険証券を再発行してくれるのでしょうか?
回答
再発行は可能です。保険会社備え付けの再発行手続き書に必要事項を記入し、再発行を申し出ることができます。
質問:保険事故発生後に紛失した場合
私の夫は、妻の私を受取人にして5000万円の生命保険に加入していました。
2ヶ月前に死亡しました。生命保険会社に連絡をしようと思ったのですが、保険証券が見当たりません。保険金は請求できますか?
回答
保険証券をなくした場合には、保険会社に被保険者の生年月日、名前を連絡して、保険契約の成立と内容を確認してもらうことになります。
保険会社は、上記の確認が出来次第、請求書類と用紙を送ってくれます。
Check!!保険金は必ずしも保険証券と引き換えではありません
保険約款には、保険金は保険証券と引き換えに支払うと定められているのが一般的です。
しかし、保険証券は手形や小切手のように証券がなければ請求できないというものではありません。
保険契約の成立と内容を証明するものでありますから、保険証券をなくしたとしても、保険会社で保険契約の成立および内容が確認できれば問題ありません。