生命保険会社の会社の規模・信頼度で保険は変わる?
【生命保険会社の会社の規模や信頼度で保険は変わるのか?】
《勘定は必要ですが、感情は不要です》
生命保険という事業を一人や二人の小規模で始められる事業かというと、答えはNOです。
保険金の支払いをするのにも、相当の資金が必要になってきます。
日本には、40〜50の生命保険会社が存在します。そして、一般の消費者は頭の中で生命保険会社を次のように仕分けします。
- 大きい会社
- 有名な会社
- CMをたくさんしていて知名度のある会社
- 有名人がCMやイメージキャラクターになっている会社
などを基準として、生命保険会社を選んでしまっています。
つまり、保険料の額や保険金額、解約返戻金の額など、生命保険は数字でできています。
それなのに、数値で比較せずに感覚イメージや好みで選んでしまっているケースが多いということです。
みなさんは、大丈夫ですか?
生命保険を構成しているのは、初めから終わりまで、つまり、契約から保障まで数字で成り立っているのです。
本来、生命保険商品を選ぶのに、「勘定」は大切ですし、必要ですが、「感情」は不要なのです。
《大きい生命保険会社だから大丈夫?》
大きな生命保険会社、有名な生命保険会社であるのに、「ダメな保険」を売っている会社もあります。なぜでしょうか?
会社が大きいからとか、有名だからとか関係ないんです。むしろ、大きい会社で有名だからこそ、バブル時代に大量に販売した「予定利率の生命保険」をたくさん抱えていて、金利が稼げない今は、その契約のために「逆ザヤ」に苦しんでいるのです。
「逆ザヤ」を解消するためには、契約者に約束した金利を稼げばいいのですが、経済不況のために、保険加入者の不利などは全く眼中になく、「転換」に走っているのが現状といえるでしょう。
本当に生命保険加入者に目を向けた経営を行い、生命保険加入者本位の生命保険商品を販売している会社は、数える程でしょう。
ほとんどの生命保険会社は、「利益が上がるのであれば、どんな生命保険商品でも販売するんだ!」という状況といえます。
会社の規模や知名度は一切関係ないといえます。