生命保険の更新で保険料がアップ 保険の更新は要注意です
【生命保険の更新は要注意】
定期保険特約付終身保険でご説明した例をもう一度見てみましょう
《契約内容》
65歳まで保険料を支払う
死亡保障額4,800万円
死亡保険金の内訳:終身保険100万円・定期保険4,700万円
保険金受取人:妻
という契約内容です。
この保険に加入するにあたって、
「難しいことはよくわからないけれど、とにかく、4,800万円の保険ってことだよね」
と理解しました。
そして、次に気になるのが、月々の支払保険料です。
「このくらいなら払えるか、、月々20,000円だもんな」
と思い、月々約2万円の保険料を支払うから、と妻の同意を得ました。
保険の設計書を見ながら、生保レディに説明を聞いたときも、いろんな特約が付いてましたが、
「いっぱい特約が付いていれば、保障の幅も広いってことだ」
ほとんどの保険加入者がこんな感じではないでしょうか?
「みんなが入っている保険だから大丈夫だ、間違いない」
いいえ、間違いです!
【10年後】
35歳の男性は、加入当初の保険料、月々約20,000円を10年間払い続けました。
※月々20,000円 × 12ヶ月 × 10年 = 240万円
お客様、更新の時期になりました!
45歳からのこれからの保険料は、月々36,000円になります。
と、生保レディに告げられました。
男性は驚きます。
「えっ、、そんなに高くなるの?払えないよ!!!」
すると、生保レディは、、
そうですか、、、
それでしたら保障を半分にしましょうか?
そうすれば保険料も半分になりますよ!!
と言います。
ちなみにこの時の生保レディは、10年前の契約時のレディと違う場合もしばしば。
なるほどなるほど、加入した時の設計書を見てみると、たしかに更新時の保険料の金額が書いてありました。
加入時には、
10年後の更新のとき、その時はその時で見直しをしましょう。
みたいなことを言われたような気がします。
しかし、保険料を見直すということは、「保障額を落とす」ということになります。
妻は、「保険金が減るのは困るわ」 といいます。
たいての世間の奥様はそう言うのです。
そこで、なんとか頑張って、65歳まで保険料を支払うのです。
「もうこれで保険料を払わなくて ( ・∀・) イイネ!」
と、夫婦で喜びます。
「これからは老後の生活に4,800万円ある終身保険を少しずつ取り崩して、年金にプラスしていけば、
老後の生活には困らないよね。」
と、夫婦で思いました。
【保障内容のお知らせが届きます】
ある日、生命保険会社から1通の手紙が届きました。
保険料払込終了に伴う保障内容のご案内
そして、その中に書かれてあったのは、
これからの死亡保障額 ⇒ 終身保険100万円
夫婦で契約時の書類や証券を見直しても、理解できないので
翌日保険会社に電話して確認しました。
定期付終身保険は、
100万円の終身保険を主契約として、そこに定期保険の4,700万円をセットとした商品です。
特約の期限、つまり、満期が来れば、その後の死亡保障が終身保険の100万円となります。
契約時にご説明させて頂いていると思われますが、、、、
つまり、
- 35歳〜45歳までの保険料 ⇒ 約20,000円×12ヶ月×10年間 = 2,400,000
- 45歳〜55歳までの保険料 ⇒ 約36,000円×12ヶ月×10年間 = 4,320,000
- 55歳〜65歳までの保険料 ⇒ 約69,000円×12ヶ月×10年間 = 8,280,000
35歳〜65歳までの保険料総合計 = 15,000,000
1,500万円という保険料を頑張って頑張ってコツコツと支払っていたわけです。
保険会社から、言わせれば、
でも、、その保険料で、長い年数4,800万円もの保障をして差し上げてたわけじゃないですか?
ということです。
保険営業マンの決まり文句です。
少ないお金で大きい保障を買う! なんて言い方もしますが。
言い換えれば、
65歳までに死んでいれば、4,800万円が家族に入っていたんですよ
そんなに言うなら長生きしなければいいのに。。。
って思われてるかもしれませんね。